2015年10月7日水曜日

大地から作られた陶磁器


最近、テレビでお馴染みの「なんでも鑑定団」で、名品の数々の品を鑑賞して、思います。
どして名工の作る品は価値があるのかしら?
作者が有名な人によって創作されたから、
何世代も受け継がれ、誰もが感動を与えられ、美を称賛される品!
 しかし、芸術から、かけ離れた生活雑器の趣へ、想いを馳せました。

数十年前、旅先で、何気なく買い求めた備前焼?の「種を保存するツボ」とか。
秩父地方の、ある農家の蔵から・・・言う触れ込みでした。価値より先にツボに一目ぼれ!
何が、どうして、どこに惹かれたのかわかりませんが、あえて言うなら素朴さ。
昔は、どのような「種」が入っていたのかしら?どうして農家を辞めてしまったのかしら・・・
買っては見たものの何年間も押入れにしまい込んだままでした。

ある日、発想を変えて花器として花を入れてみました。
今までは、花(ばら)は3日目 頃からゴメンナサイと花が下を向いてしまいます。
一週間目に少しずつ花首を下へむけました。
なぜかしら・・・色々と考えてみました。備前の土が花を守ってくれたのではと思いましたが。今日はユリを入れました(3日目です)


名工が作る陶磁器にも各地の土と窯によって「・・・焼き」と産地の特徴があるように、
土にも「用途に適した」器となる力があることを改めて感じました。
ちなみに、この器は種ツボとして三方に「大黒様」の姿が押されています。
花の命を延ばすツボなら今度は「長寿の水」を入れようかしら!

想と夢は果てしなく続きす。

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