絵で解いた十干文字
自然界を構成する「十個」の干支の文字があります。
「甲」・「乙」・「丙」・「丁」・「戊」・「己」・「庚」・「辛」・「壬」・「癸」で表した文字は、私たちの生活に深く関わり、季節を形成する大切な要素を秘めていますが、
日常の生活では馴染みがなく、文字の読み方さえ難しいと思います。
日常の生活では馴染みがなく、文字の読み方さえ難しいと思います。
櫛流の解釈で、これ等の文字を絵解きしてみました。下手な絵と笑いながら・・・・・自然界や、季節を感じて見てください!
太陽や雲だけではなく、小川の流れや、海の景色を眺め、その時々の「風」をに触れると、忘れていた感性や思考が動き始め、アナタらしい表現力が膨らむことを祈りつつ。
太陽や雲だけではなく、小川の流れや、海の景色を眺め、その時々の「風」をに触れると、忘れていた感性や思考が動き始め、アナタらしい表現力が膨らむことを祈りつつ。
古代人の感性で表した「十干」の文字
甲と乙 |
甲=(きのえ)「風」を象徴し、清浄な青い空を表現し、チリを払い、天の指令を携え、太陽の出番を真っ先に告げます。風は自由自在に空間を走り、季節の環境を知らせながら、上昇と下降のエネルギーで生物の成長に関わります。
甲の絵文字は「卍の象」あるいは、矢車が回り「風を起こす」絵文字で捉えました。常に自然界の先陣を担い、道を開き、何事も猛果敢に挑む存在です。
乙=(きのと)風と同類で「空気」を象徴し、生物の呼吸に関わり、吸収と排泄の特徴を担い、生物の肉体を維持し、成長を見守ります。
清浄な「天の風のエネルギー」を吸収し、生物に必要な「氣」酸素を提供しす。
乙の絵文字は植物の葉の「緑色」で表現し、肉体の呼吸に関わる「管」を示し、生物の養育に関わる慈愛に満ちた「氣」を提供します。
乙の絵文字は植物の葉の「緑色」で表現し、肉体の呼吸に関わる「管」を示し、生物の養育に関わる慈愛に満ちた「氣」を提供します。
丙と丁 |
丙の絵文字は季節へ、天の恩恵を提供する「天の存在」を意識させる文字で強調しています。
丁=(ひのと)太陽のぬくもり、季節に相応しい陽気を作り、生物、植物の体温を調整する「保存」のエネルギーを象徴しています。
丁の絵文字は太陽エネルギーを大地に定着させる存在として、温暖を打ち込む釘の役割で、季節の陽気を定着させる象徴となります。
丁の絵文字は生物の体温を調整し、健康を左右します。
丁の絵文字は生物の体温を調整し、健康を左右します。
戊=(ちのえ)地球を象徴し、動物、植物、虫、あらゆる生物の生存を保護する「地中」を示し「安定」を心がけます。
戊の絵文字は地中の深さを象徴しています。生物を生み育て、安息へ導き、樹木の根に痛めつけられ、鉱物資源を惜しまず提供し、常に傷を受けながらも、地球の「安泰」を心がけ、生物の平安を願っています。
己=(つちのと)地上を意味し、季節の生物が姿を変えて美を競い、移り行く景色を表現しています。「戊」の地中の目的、役割を表現しています。
己の絵文字は、地中の穴倉から飛び出す生物の活動の始まり、誕生を伝えています。地球へ生物が誕生した存在を冬眠から目覚めた動物が希望の光に導かれて成長する様子を表現しています。
庚=(かのえ)「生物の肉体」を象徴しています。人間には肉体を支える骨があります。男性的な雄姿を象徴し、誕生から人生を終えるまで、肉体を守る骨「象牙色」で表現しています。
庚の絵文字は威厳を示し、堂々とした存在感を男性的な姿で表現し、知恵と勇氣で、脆弱な内臓を保護し、異性を守ります。平和を願い勇猛果敢に挑み平和を望む地球の生物の姿を示しています。
辛=(かのと)生命であり、精神性を象徴し、ナイーブな女性的な行動で子孫を生み育て心を磨き、肉体を維持しながら未来の希望を秘めています。慈愛を象徴しています。
辛の絵文字は、女性的な繊細さを強調し、肉体に保護されながら、精神を紡ぎ、子孫を生み育てる生物の命の継承を象徴しています。
壬=(みずのえ)雨、流水、冷気を象徴し、太陽の熱を奪い寒氣を導き、生命維持の「水」を天から運び、大地へ川を作り、潤いを提供します。曇天の様子をグレーで表現しました。
壬と癸 |
壬の絵模様は、土の上に雲を張り、太陽を隠す様子を示しています。太陽を隠せば冷気が強まり、体温を奪われ、活動も緩慢になります。陽の発展を抑え、世代交代に導く働きも担います。
また空に浮かぶ雲は、天と地を結び、生物の安息を見守る存在として雲の中に潜んでいます。
また空に浮かぶ雲は、天と地を結び、生物の安息を見守る存在として雲の中に潜んでいます。
癸=(みずのと)太陽が去った闇の状態を象徴しています。また肉体を保つ潤いを体内に潜ませ、生命維持を図ります。生物のために大地の湿度を保ち、安心を提供するために雨雪を貯蔵する湖を保存し、海に至って水を天へ戻す大役を担います。